年に1度のチョコレートの祭典「Salon du chocolat(サロン・デュ・ショコラ)」の季節がやってまいりました。
1995年にパリで始まったこのイベントは瞬く間に世界中に広がり、日本では伊勢丹の主催で2003年から始まりました。当初はバレンタインに合わせて伊勢丹の催事場で行われていましたが、催事の枠を超え現在では東京開催は外部のイベントホールに場所を移して行われる大規模なものとなりました。
私も以前、新宿伊勢丹で行われていた時は何度か行ったことがあるのですが、場所を移してからここ数年はあまりの混雑ぶりと大行列という情報に気後れして足が遠のいていました。久しぶりに行ってみようかという気になったのは去年の秋のフランス旅行でものすごーく美味しいチョコレートに出会いすっかりチョコレートの虜になってしまったからなのです。
詳しくはこちら
《リヨンのチョコレート屋さんベルナシオンとフィリップ・ベル》
加えて今年は時間帯別の入場チケット制になったと聞き、それなら長時間並ぶことはないかと思い、フランスをはじめ世界中からやってくる極上の美味しいチョコレートを目一杯堪能すべく、チョコレート好きの友人を誘って出陣しました!
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サロン・デュ・ショコラ参戦リポート
2018年のサロン・デュ・ショコラ東京会場(新宿NSビル)の会期は1月20日(土)~28日(日)、このうちの最初の2日間はエムアイカード会員限定、22日からが一般会期となっています。
私たちが予約したのは一般会期2日目の1月23日(火)朝イチ10時~10時半の入場だったのですが、折しも東京は前日からの大雪。交通機関の遅れもあったので、早めに家を出たのですが幸いトラブルにも電車の遅れにも合わず無事に10時開場の10分ほど前に到着しました。開場前でもすでにたくさんの人が並んでいましたが、開場後はすぐに列が動き待つこともなくスムーズに入場できました。
開場と同時に人気のあるお店はあっという間に列ができていました。私たちも目をつけていた「PÂTISSIER eS KOYAMA (パティシエ エス コヤマ)」に並びました。20分くらい待ってようやく購入することができましたが、見た限りここは少なくとも私たちが会場を出た14時頃まで常に列があったので多分1番人気があったのではないかと思います。
その後、昨年のフランス旅行で買ってあまりの美味しさに衝撃を受けた「BERNACHION (ベルナシオン)」に向かいました。ここはいつもは長蛇の列らしいのですが、完売商品はいくつかあったものの、昨年3月に銀座三越にできた「GINZAショコラ」というチョコレート売場で常設でタブレットを買えるようになったそうなので、それが関係しているのか列も全然できていなくて店員さんの説明を聞きながらゆっくり見ることができました。
ボンボンショコラや、タブレットだけでもいくつも種類もあるので本当は数種類買いたいところなのですが、とにかくここはかなりお高い。(現地で見た数倍のお値段!) 他のショコラティエでも色々買いたいので吟味に吟味を重ねチョコレートの味が一番感じるであろう何も入っていないシンプルなタブレットを選びました。
ミルクチョコレートとダークチョコレートの二層になっています。
ネット上のブログやSNSなどを見ていると昨年までは、「入場するのに数時間」とか「買うのに大行列」と歩くのさえも大変な大混雑だったようですが、時間別入場のチケット制が功を奏している、加えてもしかしたら雪の影響もあったのかもしれませんが、私たちが訪れた時は全然混雑はなく通路も歩きやすい状態でしたし、最初の「PÂTISSIER eS KOYAMA (パティシエ エス コヤマ)」以外はどのお店でもゆっくり商品を見て、ほとんど並ぶこともなく購入することができました。
Sébastien BOUILLET(セバスチャン・ブイエ)
JEAN-PAUL HÉVIN(ジャン=ポール・エヴァン)
甘い誘惑がいっぱいのイートイン
会場でしか食べられない絶品スイーツも楽しみでした。
左:「Sébastien BOUILLET(セバスチャン・ブイエ)」のホットサンドショコラ。
カリっとしたブリオッシュに濃厚でとろっとろのプラリネソースが入っていてめちゃくちゃ美味しかったです。
右:「ヨシノリ・アサミ」のりんごと柿の甘いコンポートのリンツァーアルザシアンというアルザス地方の焼き菓子とアイス。
甘い焼き菓子にバナナのようなパイナップルのような味のクプアスというフルーツのアイスが口の中をさっぱりしてくれて絶妙の組み合わせでした。
「JEAN-PAUL HÉVIN(ジャン=ポール・エヴァン)」のショコラ・ロブストという葉巻型のサブレの中にガナッシュが詰まったお菓子。
燻製の香りをつけた"フュメ・キューバ"というのを食べたのですが、本当にスモーキーな香りがしてクセになる味でした。サクサクのサブレの食感も良かったです。
他にも、ソフトクリームやドリンクなどたくさんあってどれも美味しそうで食べたかったのですが、各ブランドでちょこちょこ試食もさせてもらっていたのでもう口の中が甘々で残念ながらこれしか食べられませんでした。
サロン・デュ・ショコラ2018戦利品紹介
10時開場からなんだかんだで4時間近くはいました。あらかじめチェックしていた商品の中にはすでに完売してしまったものもありましたし(初日で完売してしまう商品も多いみたいです)、全部で100以上もブランドがあるので見逃した商品もあったり、あとはお財布の関係で泣く泣く諦めたものもありましたがそれでも欲しかったブランドのものは大体買うことができて大満足でした。
今回はプラリネやガナッシュなどのボンボンショコラよりもリーズナブルなタブレット、いわゆる板チョコをメインに色々なところで少しずつ買いました。
試食ができるところではしっかり試食して素材のカカオそのものの良さ、美味しさを感じたチョコレートを中心に選びました。
■ HOTEL DU CAP-EDEN-ROC(オテル・デュ・キャップ エデン=ロック):ショコラアソートプロヴァンス4個入り
■ Sébastien BOUILLET(セバスチャン・ブイエ):ショコラアソート5個入り
■ BERNACHON(ベルナシオン):タブレット JOUR ET NUIT
■ PÂTISSIER eS KOYAMA(パティシエ エス コヤマ):マラヴィアミルク48%
■ CACAO HUNTERS(カカオハンター):ペルラ・ネグラ74%
■ BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン):ビーン・トゥ・バー サマナ・ベイ73%
■ VAN DENDER(ヴァンデンダー):ヴェネズエラカカオ45%
■ ANTICA DOLCERIA BONAJUTO(アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート):タブレット フルーツシュガー
【関連】
《2019年サロン・デュ・ショコラ東京参戦レポート》
私も友人もチョコレートに囲まれてずっとテンションが上がりっぱなし。本当に楽しい時間でした。思ったよりもイートインのスイーツを食べられなかったのだけはちょっと心残りですが、チョコレート好きにはまさに天国のようなイベントです。ただ、高額なチョコレートばかりなので本当にお金がいくらあっても足りない!今日から1年間サロン・デュ・ショコラ貯金でもして(笑)気合を入れてぜひまた来年も参戦したいです。