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70代後半の両親の住み替え体験記-その2-

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約1年前に80歳手前の両親がおよそ40年住んだ家を住み替えした時の体験談です。

前回はこちら

《70代後半の両親の住み替え体験記-その1-》

物件巡り

両親は当初、東京を離れて地方の安い物件でもいいと考えていたようですが、2人とも80歳手前で知り合いもいない、土地勘もない新しい場所での生活は道ひとつ覚えるも大変でしょうし、私の住まいから実家へは電車利用でドアトゥドアで40分、車なら20分の距離でしたので、一人っ子の私としては今と変わらないくらいの何かあった時にすぐ駆けつけられる場所にしてほしいと伝え、両親も納得してくれました。

そこで実家の周辺に絞って「SUUMO」、「HOMES」などの不動産サイトを日々チェックし、気になった物件を見学しました。

初めの3〜4軒は、想定した予算内で比較的割安と思える物件をチェックしていたのですが、実際に見てみると退去したままの荒れた状態で、フルリフォームが必要な物件ばかりでした。不動産屋さんに聞くとリフォーム代は大体300〜400万円かかり、販売価格は安くても結局はお金がそれなりにかかってしまうことが分かりました。そこで可能なところまで予算を上げて、余計な手間もないすでにリフォーム済みの物件を中心に探し直しました。

何軒か見ていくうちにだんだん希望物件の大体の相場も分かってきましたが、立地は良いけど間取りが悪いとか、間取りは良いけど共用部分の印象が悪いとか、100%満足する物件など無いのは分かっていてもどこも一長一短でピンとくる物件はなかなか出てきませんでした。

7軒目の見学でようやく決定

ようやく見つけたのが物件を探し初めて半年過ぎた頃、7軒目の物件でした。

希望条件をほぼクリア
  • 予算内
  • 元の住居から1.5km程の場所。同じ最寄駅の反対の出口方面だが周辺の土地勘はある
  • スーパー、ドラッグストアが入った商業ビルが道路を渡った目の前
  • 100円ショップが併設された別のスーパーもコンビニも徒歩5分以内にあり買い物に便利
  • 最寄駅まで徒歩7〜8分(駅まで行くバス停もすぐ側にある)
  • エレベーター有り、2階の部屋(階下が倉庫で居住者なし)
  • 3DKで振り分けの間取り
購入の決め手

12階建・世帯数100戸弱の中規模マンションで築50年と築年数は古いのですが、おおよそ10年住む事を目安にしているので築年数はそれほど重視しませんでした。

また地盤も良く、マンションは近年に大規模改修工事、配管工事を施工済み、理事会もしっかりしていて経理面・施設面とも管理が行き届いていること、好立地なのでこの先も大きな値崩れはなさそうというのが決め手になりました。

元の所有者は配偶者を亡くされた後、お一人で住んでいたのですがご高齢で病気をされたためお子さんと住むので手放すということでした。

部屋は10年前にフルリフォームされていて、販売時には室内クリーニングも完了していて壁や床、バス・トイレなどとても綺麗な状態だったので、少し段差があるバスルームの入り口に手すりをつけたくらいで、内装のリフォームは必要ありませんでした。室内の装置ではエアコン2台とキッチンのガス台、換気扇(レンジフード)だけは新しいものに取り替えましたが、新規フルリフォーム物件を想定していた価格よりは安く、一番最初に設定していた予算よりはちょっとだけ高いくらいの価格で購入できました。

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【つづき】
《70代後半の両親の住み替え体験記-その3》

次回で最後になります。実家住み替えで大変だったこと気をつけたことなど

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