会社を起業した際、今後の事業の展開に備えて中古品を取り扱うのに必須な資格である古物商許可申請をしました。
こちらでは法人の古物商の資格の取り方を記載しています。
申請について調べる
古物の売買は盗難品や詐欺など犯罪に関わることから、古物商の許可は警察に申請します。
許可申請には手数料19,000円がかかります。(2023年時点)
さらに行政書士さんにお願いする場合→代行手数料4〜5万円がかかります。
様々なサイトを調べたところ、自分で申請している人も多く、それほど難しそうではなさそうだったのでチャレンジしてみることにしました。
警察のホームページから必要書類をダウンロードする
当社の所在地は東京都なので警視庁のホームページから該当する必要な申請書類をダウンロードしました
- 許可申請書
- 略歴書
- 誓約書
ポイント
申請する営業所の所在する管轄の警察署に申請しますが、都道府県の各署で書式や必要書類が違うらしいので必ず管轄の警察署をチェックし書類を揃えるようにしましょう
必要な書類を役所に取りに行く
- 法人の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)→法務局
- 役員全員分の住民票→役所orコンビニ(マイナンバーカード利用)
- 役員全員分の身分証明書→本籍地のある役所
ポイント
古物商許可申請に必要な「身分証明書」というのはマイナンバーカードや運転免許証などのいわゆる身分証明書ではなくて、本籍地の市区町村の長が発行する公的な証明書で、禁治産・準禁治産、成年後見の有無、破産の有無を証明する書類のことです。
申請書類一覧
- 許可申請書
- 役員全員分の宣誓書
- 役員全員分の略歴書
- 役員全員分の住民票
- 役員全員分の身分証明書
- 法人の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 会社の定款の写し
- URLの使用権限があることを疎明する資料
・誓約書の署名は直筆 |
・略歴書はこの5年の経歴または最終の経歴を記入。経歴は入力でもOKだが署名は直筆 |
・会社の定款の写し 1.最新のもので事業内容に古物営業を行う旨が書かれていること 2.全てのページをプリントアウトして2カ所にホチキス留めをし、全てのページの閉じ目にまたがるように代表者印(法人実印)を契印する 3.一番最後のページに赤ペンで「以上、原本と相違ありません」という文言と「記入年月日」「会社住所」「会社名」「代表者役職、氏名」を記入 |
・URLの使用権限があることを疎明する資料とした添付した書類 1.自社サイト→ドメイン取得に利用している「お名前.com」の設定サービスから取得しました 2.メルカリShops→Shop開設を申請した際にメルカリから来た審査完了メール |
管轄の警察署に提出
古物商の申請の際には担当者が不在の場合もあるようなので、いきなり訪れるのではなく事前に管轄の警察署に電話し申請の旨を伝えアポイントを取った方が良いです。
担当者に書類を確認してもらい、記入漏れなど不備があれば訂正をし間違いなければ提出となります。
古物許可証の発行
約1ヶ月半後、警察署から連絡があり無事許可証が発行され受け取りました。
書類を用意するのは大変でしたけど、一つずつ確認しながら準備していけば難しいこともなく自分でも出来ました。